2010/06/10

女子旅〜ナンタケット島ディナー&モーテル編〜

はい、遂にやってきました!島では評判のお店らしい「Straight Wharf Restaurant」。メニューは各店舗、最初から公表されており、前菜、メイン、デザートという3種類のサービスを値段と照らし合わせてお客がどこに行くか決めるという仕組み。私達は評判が高いここのお店を選ぶ。メニューも豊富だったし。と、逆に豊富であるがゆえ、事前に辞書で一個一個単語を調べてどんな料理か想像する必要があったのだが。。。



帰りのフェリーの時間が7時20分だったので、時間的に5時半より前の開業の所でないと間に合わない。幸いこのお店はそうだったので、念のため予約を前日に旦那様に頼み込んで電話してもらい(ありがとう!!)時間通り向かうと、もちろん一番乗りの客で、少し待ってて下さいねとしばらく待たされる。高級店はドレスコードがあるお店が多く、ここもあるかもしれないとビクビクしていたが、一応昨日の電話の際聞いてもらった所「お好きな格好でどうぞ」ということだったので、ジーパンにスニーカーという格好で(笑)。確かに店内も比較的カジュアルな感じのお店だったので、まあ大丈夫みたい。

15分ほどして通される。店内も窓の外も両方見渡せる良い席。お姉さんありがとう!


担当のお姉さんがすごく美人で愛想が最高!常に笑顔を絶やさず、サービスがすごいと感じた。そんな中、まずパテとガーリックトーストが。それと、パンを撮り忘れたのだが、パンがすっごく美味しい。期待が膨らむ。


選んだ前菜が、「swr halibut chowder -mirepoix, bacon & a buttermilk biscuit-」というもの。。halibutがオヒョウというカレイに似た大型魚らしく、その魚のチャウダーかな、という想像。最初運ばれて来た時には豆と小さく刻んだペーコンの上にビスケットが乗った状態で「?」となったが、お兄さんがその上からあつあつのチャウダースープをかけてくれた。あらまあ美味しそう!チャウダーにはクラッカーが付いてくるのが定番だが、その代わりのビスケットがとてもおいしい!しかもベーコンの塩味がちょうど良く上品で、このチャウダーはほんとうに美味しかった。これは良く出来ている。


さて、問題のメイン。この時点で結構お腹は満足していたのだが、私が選んだメインはなんと前日に調べあげていたメニューにはなかったものをオーダーしてみる。メニューが当日ちょっと変わっていたのだ。魚がいいなと思っていたので、単語がわからないままこれは魚に間違いないという「swordfish」を頼んでみる事に。。一番上に書いてたし賭けで…。


これが、こんなに食べれますか!と突っ込みを入れたくなるくらいの量。写真では分かりにくいが、間違いなく一切れが一人前です。思わず二人で爆笑。yaさんのオヒョウもすごい量だったので、多分どのメニューを選んでも同じことになったのでしょう。チキンと迷ったがチキンだとどうだったのかな?頑張ったけど、申し訳ないですが少し残す。だってデザートがあるし。。。

デザートが明らかに一押しっぽい「swr rhubarb galette -fresh raspberries & tres leches ice cream-」というもの。ガレットはオーダーが入ってから焼きはじめます、という熱の入れようだし、これは二人とも迷わず即決。  


二人してまた突っ込み。「これパンやん!」お腹パンパンのところ、パン出されたよ!と思ったけど、まあタルトとかと考えれば同じことか。お味は美味しかった。パン(ガレット)は温かくアイスは冷たくで良いコントラスト。多少甘すぎるが、まあ許容範囲。でもこの時には船の時間も結構迫っていたのでゆっくりは食べておられず。とても居心地の良いレストランだっただけにもっとゆっくりしてたかったが、チップ込みで約一人50ドルのリッチなディナーに大満足!ただ、アメリカのコース料理は危険です。量が半端じゃないので、持ち帰りの出来ないコース料理は避けた方が無難でしょうな、、、と思いながら、乗船口へ急ぐ。島を出て、今日はハイアニスで一泊予定。

実は実は、ここからが不安材料いっぱい。。 まずは、ハイアニスの港にタクシーはあるのか?取ってる宿が少し離れていたため、夜に女二人で知らない土地を歩くのは危険なので何とかしてタクシーに乗る必要があった。もうひとつ、最大の不安は取った宿(モーテル)の評判が激しく悪い事。。自業自得なのだが、安さに目がくらみ(元々一泊する予定でなかったため泊まれたらいいや〜という甘い考えから…)一泊一室39ドルという破格のモーテルを予約してしまっていたのだ。。。調べたつもりだったのだが、予約した後にもう一度このモーテルについて調べたところ、驚きの最低評価「terrible」という見た事も無い評価を多数の客からもらっていたのだ。。内容も恐ろしく部屋が不潔でゴキブリが出るだの、ベッドがノミだらけで寝れたものじゃないだの、もうこれ以上見るのは止めようと途中で止めたほど(笑)。船の中、二人で「これは一晩寝ずに椅子で語り明かしたらいい」と開き直って覚悟を決めていた。日本の宿ならまだしも、アメリカでterribleな宿って一体どんな宿なの。。こわいよお(涙)。

まず一つ目の奇跡が起こった!なんと降り立った港に一台だけタクシーらしきものが止まってるではないですか!yaさんが見つけてくれ、走って見に行ってくれた。乗って良いか聞いてくれた所いいよとのことで、誰かが予約したタクシーでもない様子!良かったあ。。運ちゃんはかなり強面の黒人さんだったけど今日はそんなことお構いなし。まさに神に見えました。あなたが居なかったら途方に暮れていたことでしょう。

どっきどきのモーテルと初対面。見た目はHP通り。HPは悪くなかったんだよな〜。。フロントに行く。インド系のお兄ちゃんで愛想はとても良い。カードで支払いしてサインをした所、これは日本語か?サインの字が超カッコいいな!と褒められ、自分の名前を日本語で書いてくれとインド系の名前を書き出した。なんて読むのか確認した後、無理に漢字をあててあげようかなとも思ったが、まあそこまでのサービスもいらないか、とその名前を平仮名と片仮名で書いてあげる。喜んでくれたようで良かった(笑)。

感じの良いおにいさんだったので、まあ一安心。しかももう一つの安心材料がフロント前が室内プールになっていたのだが、そこで若い白人の女の子3人が遊んでいたのだ。普通の若い女の子も泊まってるんだ、という連帯感が少し安心材料になった。いよいよ部屋に入る。何やら嗅いだ事も無いにおいが気になるものの、見た目は至って普通!ベッドもバスルームも見た目は清潔そうに見える。余りに覚悟していってたからか、ましではないかと拍子抜け。でも用心して枕やベッドには一応タオルを敷いて、虫除けスプレーを振って寝る。何となく痒いような気がする!とか最初二人で言いながらも、完全に熟睡のまま朝を迎える。後になって考えれば一人2000円のこの宿は破格。朝食も付いていたが、それはさすがに頂くことなく早朝に旅立つ。いや〜、まあ結果オーライ。良い経験だったが、こんな思いをするなら良いホテル取っとけば良かったと思ったりも(笑)。(次へ)

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。