2010/06/11

女子旅〜ケープコッド・チャタム編〜

午後からどうしようということで、インフォメーションセンターで第一案のチャタムへの行き方を聞いてみる。ハイアニスを含むケープコッドと呼ばれる地域には、幾つか見所があるのだが、どこも車で回るのが推奨されている。公共機関で行ける所は限られていて、その中でチャタムというバスで行ける地域に目を付けていた。そこに「Chatham Bars Inn」という高級ホテルがあると地球の歩き方に載っていたので、そこで優雅にお茶でも…と思い、おばさまにどのバス停が一番最寄りか聞いてみることに。

友人が聞いてくれたところ、帰って来た答えは「そこのホテルはおそろしく高いわよ」という答え。「泊まらないのにお茶だけするの、あなたたち」みたいな、明らかに行く事を反対するお答え。 しかもバスで?車じゃなくて?みたいな。でも親切にもどこかに電話を何本かして色々聞いて下さった結果、まあ遠いけど行けるよ、ということが分かり、恐ろしく大雑把なバス停からホテルへの道を紙に書いてくれる。この地図で分かるのかな〜と不安なまま教えられたバスに乗り込む。

このバス、1時間半も乗っているのに2ドルという安さ。どこまで行っても一律。ボストンのTもそう言えば一律だな。日本みたいに遠くなったら高くする、という考え方は存在しないらしい。 単に面倒だからかもしれないけど。ただ、降りるべきバス停がどこだか分からない(バス停の名前を言わない)ので、運転手さんにこのバス停に着いたら教えて下さいと言っておく。でもなかなかおじさんは言う気配を見せない。忘れてるんじゃないの?と心配になってきていたところ、いつの間にか車内が英語以外の言葉を話す若者たちだらけに。この若者達、不思議なことに明らかに初対面(色んなバス停から乗って来ているから)なのに、皆普通に会話するのだ。なんで同じ言語を話す人だと分かるのかな?それにしてもこちらの人は初対面同士で友達のように会話することにびっくりする。電車でもそう。おばあさんと若者がいきなり普通に話しかけて会話して盛り上がったりしている。車内何人かで盛り上がることもしばしば。英語が話せたら私も混じりたい、、と思うことも良くあるが、なんせ早すぎて会話の内容も何もわかりません。。。

そんな中、突然おばさんに「どこに行くの?」と聞かれる。高級ホテルの名前を告げると、ここにいる彼ら(二人の若者)はそこのホテルの従業員だから彼らに付いていけば良いわよ、と。なんと幸運な!行きます、ついていきます!と一緒に降りる。と、もう一人一緒に降りた男性が。二人の若者は「こっちのこの男性についていきな」と、彼らはどうも別の場所に行くようで、もう一人の男性に先導されて行く事に。


とても美しい小道を三人で歩く。彼はホテルのシェフだった!ホテルについて色々教えてくれながら歩いたが(半分もわからなかったけど…)、これは先導されなかったら絶対にたどり着けなかっただろう!あの地図だけでは絶対に迷っていたはず、、、と考えると超ラッキーでした。最後別れ際、楽しんで行ってねと握手をしてくれた。すかさず一緒に写真撮って下さいとお願いすると快く応じてくれた。人との出会いも旅の思い出の一つ。。。彼は別れたらすぐに足早に駆け足でレストランへ向かった。もしかしたら時間なかったのかなー?申し訳ない。。。遅刻して怒られてませんように!!


ホテルは想像以上に素晴らしい所だった。目の前にはプライベートビーチが広がり、まるで夢のよう。楽園とはこういう所を言うんだろうな。夏はすごい人、だと彼は言っていたが、今はまだ人も少なく、ゆったりとした時間が流れている。



本館の中に入ってみる。写真を撮るのが憚られるほどゴージャス。。こっそりと一枚撮影。お手洗いにはなんとロクシタンのソープとハンドクリームが備え付けてありました。。


建物を出たらすぐに眼下にビーチが広がるような造りになっており、非常に美しい。ゴージャスなんだけど、それが全面に押し出されるというより上品に表現されていて、とても好印象だった。


お茶はやはり予約が必要+やっぱし超高そうということで見学だけにしておいて、メイン通りへランチを食べるため移動する。道すがらのお宅も超ゴージャス。別荘だろう、またしても。芝もお花も美しく手入れされているので、すでに遊びに来てるのかな?



意外なことに、このチャタムの街、メインストリートの雑貨屋さんがかなりレベルが高かった!また女子二人かわいいかわいいと連発しながらお店を覗く。


お腹もぺこぺこなので、適当なお店を探す。そこで見つけたのがこちら。手頃な値段で、多数あるランチメニューから迷いながらもひとつ選択。 シーザーサラダとチキンとクラムチャウダーというメニュー。

これまたものすごい量!写真ではまるで適量かのように見えるが、このポテト、一個がリモコンくらいの大きさです(笑)。隣のかなりのお年のおばあさまお二人もこのメニューを注文し、パクパク食べておられました。。。


その後もチャタムの雑貨屋さん巡りを堪能し、帰りのバスでハイアニスに戻ってくる。それから2時間かけて、まだ明るいうち8時半位に無事ボストンのアパートへ帰宅。いや〜、濃い女子旅でした。それにしても色々な幸運に恵まれ、色んな人に助けられた旅だった。これは女子2人だからこその利点かな?声を掛けられることも多く、バスの中でもどこから来たの?と突然黒人のおばさんに声掛けられたし、チャタムのインフォメーションでバス停を確認した際もおじさんにどこから来たのか聞かれ二人かぶっている帽子を褒められた?し、まあアジア人が歩いてるのが珍しいというのもあるけど、皆さんとても親切な方ばかりで感動。ニューイングランド地方だからこそなのかもしれないけど、品のある町並みと安全な雰囲気、そして人懐っこい人々に好印象しか残らないとても良い旅でした。

2 件のコメント:

  1. 急遽決めましたが、本当に楽しい旅でしたね〜!
    ナンタケット島もチャタムも朝のハイアネスも綺麗でたくさん写真を撮ってしまいました。
    junjunさんが色々調べて下さってとても心強かったです☆お世話になりました!!

    返信削除
  2. いやいやとんでもない、、yaさんに頼りっぱなしの旅でした。感謝感謝です!
    また懲りずに次の計画を立てましょう☆

    返信削除

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。