2010/06/12

雨の中のプライド・パレード

「ゲイパレードというのが6月上旬にあるはず」という情報をガイドブックで目にしており、そろそろ今日辺りかな~なんて考えていたところ、なんと!朝ダラダラ過ごしていたのが功を奏し、少しだけ見る事ができた!

何やら外がいつも以上に騒がしいので部屋から下を覗いてみると、沿道に人が集まっており、何かを待っている様子。ただ、今にも雨が降り出しそうなあいにくの天気で、それでも皆傘を差しつつ道を見ている。何か始まるよ絶対!とのことで、しばらく覗いていると、明らかに向こうからクラクションを一斉に鳴らすような音が!!よし、下に降りてみましょう。

何やらバイク集団が来ました!警官達も関係ないのに沿道に手を振る(笑)。


わあ、パレード始まった!最初は何のパレードかすらわからなかったけど、どうも色んな団体が参加している。横断幕には「平和、平等、正義」との文字。プライド・パレードと呼ばれるもので、同性愛者やバイセクシャルなどへの差別撤廃と権利を求めるフェスティバルとのことで、各地で行われているものらしい。


学校、会社、何とか協会など色々ある中、確かに明らかにゲイの方々の姿も。我々のアパートの人たちも、家の前で見れるという特権を活かし次々に降りて来られる。ただ、この当たりから雨がかなりひどくなって来て、写真も撮れない状態に。でも楽しいしな~。隣にたっていた上品なおばあさんが「私Kingdomから来たんだけど何これ?こんなの初めてみたわ」と目を白黒させていた(笑)いや、私も日本から来たのでこんなパレード生まれて初めてみました。。。。アメリカってやっぱりすごい国ですね。。。

皆さん、本当に明るい。集まってる観客も今日限りは男女カップルに混じって男同士、女同士のカップルが目立つ。女装の方もちらほら。「私達、結婚して50年です」のおじいさんカップルもおりました。



アメリカはすごい国。これだけの大国を維持するためには、国民の明るい基質と、それをまとめ上げる上層部の政治力など、たくさんの奇跡とも言える要 素が働いてこそ成り立っているんだなと感じさせられる。プラス、この国には良い意味での大らかさと全てを受け入れる許容力の存在が何より大きい。日本とは まったく違うし、その分理解できないことも多いけど、結構愛せるというか、この国はこれがあるからうまく回ってるんだな、と納得がいく。突っ込みどころは満載だけど、やはりすごい国です。
(調べたところによると日本にも過去にこのようなパレードがあったみたいだけど、ここまで認知されてなかったよう。ここまで派手に出来るのはアメリカしかないでしょう、たぶん。)

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