お腹も満たされたところで、いよいよマスモカへ。大人一人15ドルで、撮影は一階を除いてOKということなのでカメラも用意して入館。
外観もさることながら、内装のかっこよさに感動!この地を訪れた美術館の学芸員たちによって現代アートを展示するスペースとして見いだされたのがそもそものきっかけらしいのだが、これは確かに壊すのはもったいない。でも活かそうと考えた学芸員たちもスゴい。例えば、天井が高くてだだっ広いスペースの向こう側にちょこんと展示品があったり(多分ここに大きな工場機械があったんだろうな、と想像される)
一階から二階へあがる階段や、渡り廊下等もすごい格好良かったり、
最もスペースを割いていたのがSol LeWittというアーティスト(初耳。旦那さんは知ってて見たかったらしい)の作品(ここではWall Drawing)で、年代毎にどのように作風が変わっていったかが展示されていた。
まず初期。一個一個が色の付いたピンで、離れてみたら模様に見えるというもの。その他もひたすら鉛筆で線を書いて、遠くから見たら模様に見えるとか、この人絶対にものすごく几帳面な人なんだろうなと思わせる作風が並ぶ。
それが段々中期になるととてもカラフルになる。なんだかわからないけど、色の配色はとても美しい。そして相変わらず几帳面っぷりがうかがえる。
晩年の方になったら段々派手になっている(笑)。最初地味だったのに、年を取るにつれて明らかに色、構図ともに派手に。工場の壁とマッチして、やはり建物含めて全体が現代アートになっているのがわかる。光の入り方とかも計算されているなと思った。
途中、立派な日本語の注意書きが。日本人もよく訪れるのでしょうか。
なかなかインパクトのある美術館でした。工場跡地と現代アートのコラボなんて、日本ではきっと真似できないな、と思った。一階の撮影禁止の展示品は、Petah Coyneというアーティストのなんだかすごい展示品集で、簡単に表現するとGacktが好きそうなオドロオドロしい作風だった(笑)。 (次へ)
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